パニック障害(1)~初期症状から発作の様子

月に猫のシルエットの写真。パニック障害との出会い

こんにちは!「好き」を追求する女子えんがわです♪

自己紹介の記事に書かせていただきました通り、えんがわはパニック障害メニエール病という、2匹の猛獣を飼っております。

今回は、そのうちの1つ、パニック障害について書かせていただきます。

では早速、まいります!

パニック症状との出会い (まだ自覚なし)

数年前の年末。厳密に申し上げると、忘れもしない12月25日の朝の満員急行電車の中でした。

クリスマスだ~♪今夜はチキンパーティー

この日の仕事が相当にタイトなことは前もってわかっていましたし、毎年恒例のことなので、それに対する嫌気のようなものは一切と言ってよいほどなく、「20時頃までに退社できるといいな」程度の気持ちだったと思います。

しかも、クリスマスです。そりゃあ浮かれます。

大好きなB’z様の「いつかのメリークリスマス」など聴きながら、その日の仕事の手順を脳内シミュレーションしていたら、急に左耳がキーーーンとして、異常な圧迫感・異物感で、イヤフォンを着けていられなくなりました。

どしたどした?

と同時に突然の激しい動悸冷や汗と、「降りたい!!」という気持ちが降ってきて思考をがんじがらめにされ、じっとしていられなくなりました。

手を動かさないと落ち着かなくて(体を動かしたかったけれど、混みすぎて動けなかった)、無駄につり革を握ったり離したり両手で握ったり、そんなに揺れてもいないのに網棚を握ってみたり、バッグをあさったりフリスクを食べたり…

完全に挙動不審だったと思います。

あれっ?キーーーンが治った

数分後、動悸も冷や汗も降りたい気持ちも嘘のように消え、「何だったんだ?」「疲れてたのかな?」「……まいっか」と、完全に元に戻り、その日は不安感が尾を引くこともありませんでした。

クリスマスツリーの画像の一部。クリスマスのイメージ

パニック症状との再会 (若干自覚し始めた)

クリスマス以降、電車に乗ると突然喉が渇いて、飲み物を飲んだら落ちついて、すぐ忘れる程度のことは何度かありましたが、動悸や冷や汗などは全くありませんでした。

2月下旬頃のことです。

社内の、少し離れた場所にある倉庫で、一人で作業をしていました。一人で黙々とやる作業は好きなので、サクサク片付けていたのですが、突然「ここから出られないんじゃないか」「誰も助けに来てくれないんじゃないか」という恐怖感が降ってきました。

誰か誰か誰か誰でもいーよ誰かいないの⁈ 人の気配を感じたいんだけどーーー!!

慌てて倉庫を飛び出し、社内の人の姿を見た瞬間、ふわっと恐怖感が消えました。

その日以来、イベント会場やドーム球場で「出れないんじゃないか」、駅で「帰れないんじゃないか」、など、突然頭を支配する恐怖感に襲われることが多くなり、胃痛も続いていました。

ちょっとヤバいのかな……

とは言え、病気を自覚すると本当に病気になってしまいそうで怖くて、症状を検索することも出来ず、誰にも言えず、内科で胃薬をもらったり、胃カメラを飲んだり、違う方向に逃げていました。

そこに来ました、最大の波。

電車での発作→人生初の救急車

3月半ばの休日、友人とランチをした帰りの電車です。

その日はなんとな~く急行電車に乗りたくなく、空いた各停に座っていました。

2~3駅過ぎたあたりから、なんだか言葉に表せないソワソワ感があり、激しい動悸とともにそれがどんどんどんどん膨らんで、「これは降りないとヤバい絶対ヤバいヤバいヤバい降りないと死ぬ!!」と、次に着いた駅でホームに飛び出しました。

過呼吸冷や汗全身の震えわけのわからない恐怖でうずくまっていたところ、駅員さんが救護室に連れて行ってくださり(あの時の駅員さん、本当にありがとうございました!)、少し休ませてくださったあと救急車を手配してくださいました。

救急車の写真。運ばれているイメージ。

人生初救急車でしたが、きょろきょろ見回す余裕は全くなく、ただただ恐怖に支配され、目も開けていられず、問いかけにろくに返事もできないくらい混乱していました。(唯一思い出せるのは、「結構揺れるな」と思ったことです。)

病院に着き、一通りの診察と採血のあと、「発作を起こしてしまったようですね~。点滴をしますが、眠たくなったら寝てしまっていいですからね~。お仕事忙しいでしょうが、時間を作って、心療内科など行ってみてくださいね~。」と。

点滴で身体はだる~くなっていましたが、眠れるほど神経は落ちついておらず、ここからどうやって帰ればいいんだろう、帰れるのかな?てかここどこ?など、頭はフル回転でした。

余談ですが、救急病院って本当に次々と様々なかたが搬送されてくるのですね。

「おなかいたーーーーーーーい!」と叫び続けるおば様や、「ハヤクインフルエンザノヨボウセッシュシテーーーーー!ハヤクーーーーー!ヨボウセッシューーーーー!」と駆け込んで来て、看護師さんに「診察室に戻って!」と怒られる外国人男性や、「俺はあいつを殴ったんだーーー!」とわめく(泥酔?)おじ様など、当然ですが皆様必死でいらっしゃり、先生方も大変そうな中、えんがわは「こんなんで、ここのベッド1つ占領してしまって、お手を煩わせ申し訳ないです…」と反省しておりました。

病院の画像。運ばれたイメージ

話を戻します。

2時間ほどで点滴は終わり、3日分の胃薬2種類と整腸剤を処方され、周辺地図をいただき、病院を出ました。

地図を頼りに最寄り駅まで10分ほど歩き、恐怖の余韻と戦いながら何台も電車をやりすごし(怖くて乗る勇気がなかなか出なかった)やっと乗ることができたのは30分後。電車を乗り継ぎ、なんとか帰宅しました。

夕食はなんとか作ったけれど、全く喉を通らず、家の者に「ひどい顔してるから早く寝て」と言われ、その後の記憶がありません。

翌日は、ずっしり残る恐怖感と疲労で起き上がれず、出社できませんでした。

これはもう疑いようがなく、心療内科案件なんでしょうね。

この続きは、パニック障害⑵~自分ルール&メニエール病の襲来にて書かせていただいております。

えんがわしっかりしろ!という感じです。

併せてよろしくお願い申し上げます!

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!

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