「人生の勝算」を読んで~人生観Before after

楽しみな明るい未来のイメージ

こんにちは!「好き」を追求する女子えんがわです♪

えんがわはメニエール病・パニック障害を患っており、現在もどちらも通院治療中と以前に書かせていただいておりますが(パニック障害(1)~初期症状から発作の様子パニック障害(3)~漢方での治療)、メニエール病の発症から1年ほどはあまり外出もできず、酔うのでゲームもできず、細かい活字を追うこともできず、ただ縦になっていることが精いっぱいで、何をして過ごしていたのかあまり記憶がありません。

少しずつ症状が落ちついてきてからぬり絵を始め(自律神経を整える~おうちで手軽にできること)、さらに整い始めてから読書を再開しました。

そのころに出会った中で最も印象的で、えんがわのこれからを真剣に考えるきっかけになった書籍がこちらです。

人生の勝算

SHOWROOM社長 前田裕二氏のご著書です。

メディアで何度かお見掛けして、とても物腰柔らかなのに難攻不落の城みたいな不思議な魅力を持ったかただな~と思っていたのですが、書店で偶然こちらに目がとまり購入しました。


人生の勝算 (幻冬舎文庫)

もう文庫になっているのですね。

前田氏が、不遇な少年時代から強い意志を持って努力され、頑張れば報われる世界を実現する過程を書かれたものですが、その努力のすさまじさ・考えの深さ・行動力・思い描かれているビジョン…全てに圧倒され、読み終えてしばらく放心状態だったほどです。

ビジネスの本質がたくさん書かれており、とても勉強になりましたが、それ以上に「限りある人生を一秒も無駄にせず、自分の意志でしっかり生きる」とはこういうことだ、と頭から氷水をかけられたような衝撃でした。

えんがわがかなり若いころからずっと考え続けてあがいてきたこと、その答えに向かう道を示してくださった本です。

過去のえんがわ

ブランコの画像。子どもの頃のイメージ。

えんがわは少し変わった家庭で育ちました。

どのように、というのは伏せますが、小さいころから本当にそれが嫌で、少し大人になってから突然家出し、数年間家族と音信不通だった時期もありました。

とあるきっかけで家族と和解のようなかたちになり、表面上は普通に過ごしましたが、絶対に埋められない溝はずっとあり、その後も非日常ばかり求めて現実逃避していました。

自分の居場所はどこなんだろう?とずっと考え続けているのに答えは出ず…

現実逃避の延長線上に回ってきたツケだったのか、不必要な、何度思い返しても苦々しい経験もしました。

そのとき感じたのは、「自分が心地よいと思う世界で生きていくには、今の自分はあまりにも非力だ」ということです。

絶対に超えられない壁が、本当に目の前に見えた。

これが10代~20代後半くらいのことで、過去の記事にも書いておりますが、「ぃえ~い♪」となにも考えず生きていた頃です。

一体どうすれば自分に力をつけることができるのか。そもそも力って、なにを持っていれば「ある」ってことになるんだ?

えんがわは販売の仕事をしていたので、まず周りの誰よりも知識をつけて戦略を練って目の前の仕事で成果を出せば、違う世界が見えるのか?と、真面目な方向にシフトチェンジして努力しました。

その結果、大きく売り上げを伸ばし、担当外の予算まで担わされ、理不尽だと思いながらも努力した評価もいただき、それまでとは少し違う景色を数年間見せていただきました。

コインが積みあがっている画像。売り上げを伸ばしたイメージ。

と同時に病気になりました。

休職し、めまいと吐き気と不安感、突如仕事に長期間穴を開けてしまう罪悪感に苦しめられながら、「どこから間違えたのか?病気がよくなって復職するとしたら、どういうスタンスで仕事と向き合えばいいんだ?」と毎日のように考え続けていたとき、スティーブ・ジョブズ氏が生前おっしゃったお言葉をテレビで耳にしました。

もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?

違う、という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

前田氏もこのお言葉のことを書かれていました。

とてもはっきりと「違う」と答えが出て、「自分が努力して報われるフィールドは多分ここではないということなんだろうな」とすとんと腑に落ちました。

違う方向に舵を切る決意はしたけれど、まだ「次」を考えられるほど体調はよくないので、いったん考えることをやめました。

「罪悪感」とか考えることを放棄したら、ずいぶん心が軽くなりました。

少しめまいの頻度が減ってきたころに出会ったのが「人生の勝算」です。

それからは前田氏の熱量に突き動かされ、自分が本当にやりたいこと・一生携わりたいと思うことはなにか?を真剣に考えました。

めまいや不安感のせいで可動域があまりにも狭いこともあり、具体的な仕事はまだイメージできなかったのですが、「今までと真逆のこと」と考えてみたとき、パソコンが一番に浮かびました。

パソコンの画像。パソコンを選択したイメージ。

やらずに済んできたことをあえて「やる」選択

先ほども書かせていただきましたが、えんがわは販売の仕事をしておりました。

パソコンは、発注(数字など打ち込むだけ)・お取引先様とやりとりするメール・売上報告に使うexcel(数式の入ったものをコピーして使いまわすだけ)・会社の公式SNSの原稿を書くためのexcel(打ち込んで、しかるべきフォルダーに「名前をつけて保存」さえできればよい)・簡単なPOP作成のためのword 程度できれば、全く不自由なく生きてこれました。(事務処理専門の部署があるからこそ、ですが。)

同僚たちも大差なく、数式の間違いを発見して修正なんてできたら「天才!!」と言われますし、タッチタイピングができる人はほとんどおらず、両手の人差し指だけでキーボードを打つのがめちゃくちゃ速い上司もいました。

今の時代、こんな会社もあるんです!(しつこいですが部署によります。パソコン必須の部署に異動され、残念ながらついていけずお辞めになった先輩もおられます。)

その真逆の仕事、と考え少し調べてみたところ、事務仕事の求人には【excel・wordできるかた】と必ず書いてあります。

「できる」とは、なにをどのくらいできればよいんだ?

もちろんその会社によって「できる」の範囲は違うと思いますが、パソコンの実務経験のない人間が「こういうことができます」と表明するには資格が一番わかりやすいだろうと判断しました。

それとタッチタイピングは必須だろう。

このような経緯で方向転換をし、ここから独学でタッチタイピング(独学・無料でタッチタイピングを習得~必ずできるようになる方法)とMOS資格の勉強を始めました。

そのおかげで、現在難なくこのようにブログが書けております♪

その気にさえなれば、違う世界への扉ってたくさんあるんだなと実感しておりますし、足を踏み入れたばかりのこの世界の先に、まだまだ進むべき「奥」がある。とても楽しみです。

違う職種への転職に成功したら、また記事にさせていただこうと思っております。

最後に

この記事が「人生の勝算」のいわゆる感想文ではなく、えんがわの物語だったことのお詫びを申し上げつつ、人生の方向転換のきっかけをくださった前田裕二氏に、心より感謝申し上げます。

「人生の勝算」に出会わなかったら、まだ闇の中にいたと思います。あの闇から抜け出せてよかった。

本当にありがとうございます。

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!

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