免許更新～祝！ソワソワ感を乗り越える

これはコロナウィルスが猛威をふるう前のお話ですが、よく頑張れたな～と、ふと思いだしたので記事にさせていただきます。

えんがわは数年前にメニエール病・パニック障害と診断され現在も通院治療中と、このブログのあちこちで書かせていただいておりますが、現在も1人では怖くて電車に乗れませんし、1人でなくても、酔ってしまって数駅程度しか乗れません。

しかし！

5年に1度の大仕事、免許更新のおしらせハガキがやってまいりました。(5年前はパニック症状は毎日でていたけれど、まだギリギリ働いていた)

最寄り駅から警察署のある駅まで6駅(15分程度)。駅から警察署まで徒歩10分くらい。

何度も行っているし手順もわかっている。

でも ①電車に乗る ②30分講習室から出られない と考えただけで発作を起こしそうで、免許失効でかまわないと思ったくらいです。

えんがわは高校生の時に身分証明として原付免許を取り、一時乗っていましたが、最後に乗ったのが21歳くらいで、それ以降はペーパードライバーです。

なので失効しても不便はない…顔写真付きの身分証明書ならマイナンバーカードがあるし…

でもせっかく取ったのにという思いもあり、家の者に付き添いをお願いし、「行ってだめならそのとき考えよう」と決めました。

いざ出発

家の者の休み(シフト制の仕事をしていて、平日に休みが入ることが多い)の中で、えんがわの体調が一番安定していそうな(女性ならではの毎月の体調変化から考えた)日を選び、午後遅めの時間が最もすいているだろうと予想し、15時くらいに到着するよう家を出ました。

ありえないくらい緊張し、電車に乗る前に駅で2回もトイレに行き、空いた電車の入り口すぐに陣取り(ヤバかったらすぐ脱走できるように)なるべく遠くの景色を見るようにして、ずーっと深呼吸していました。

途中意識をそらすために辛いフリスクを食べたり、一駅ごとに飲み物を飲んだりはしましたが、まぁなんとか無事にたどりつきました。めでたい♪

冷静に考えると電車って本当に便利な乗り物ですよね。座っているだけで、なかなかのスピードで目的地に連れて行ってくれる。

都内なら地下鉄でどこまででも行ける。

わかってはいるんですけどね～。

いざ講習

警察署にたどり着いたら、次の講習まで15分とのことで、ばっちりのタイミングでした。

実はここも不安要素の一つで、講習が始まったばかりの時に着いてしまって、40~50分待ち時間があったりしたらソワソワ絶頂になってしまうな～と思っていたのです。

それは無事クリア。スムーズに視力検査や写真撮影を終え、講習室に行ったのですが…

一気にソワソワしてきて、始まるまでの10分くらいの間に3回もトイレに行ったほどです。

まぁでも講習室を出たすぐのベンチで家の者が待っていてくれるので、「大丈夫」と自分に言い聞かせました。

教官のかたが入ってこられてドアが閉まった瞬間ソワソワMAXで、なんとか気を散らそうと大きい声で「こんにちはー！」と言ってみたり、周りをきょろきょろしたり、完全に挙動不審だったと思います。

ビデオもいつもながら恐ろしい映像の連発で、入り込んでしまったら確実に発作を起こすので、画面を見ないようにずっと斜め下の床を見て震えていました。

長い長い30分が終わり無事に新しい免許証をいただき、家の者の顔を見たときは、こちらがわの世界に帰ってこれたんだな…と本当に安心しました。

最後の難関　帰りの電車

通りゃんせの歌詞に「行きはよいよい帰りは怖い」とありますが、不安なときはそんな恐ろしい歌詞が頭から離れないことが多々あります。

16時台の電車は帰宅する学生さんたちで結構混んでいて座れず、2駅くらいで酔ってしまいました。

そこでちょうど席が空いたので座らせてもらい少し落ちついたけれど、目の前がユラユラいつものように揺れてきて、脳内は通りゃんせのエンドレスリピートです。ものの10分が長い。

それでも家の者がうまいこと気を散らしてくれたおかげで、なんとか無事に帰宅できました。

長い長い1日でした…

思ったこと

免許を取って初めての更新は試験場のみで、出来上がった免許証をいただくのも20分待ちくらいだった記憶がありますが、ゴールドだと楽ですよね～。

警察署に入ってから出るまで約40分。ありがたいです。

そして、何も考えずにまた電車に乗れるようになりたい。

無事更新できて嬉しかったけれど、「まだまだ」を実感した、少し悲しい日でもありました。

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました！