メニエール病~症状と治療&心療内科

木々が回転している写真。めまいのイメージ

こんにちは!「好き」を追求する女子えんがわです♪

前回の、通院せずに、パニック障害をそこそこ手なずけたかに見えたえんがわが、突然の回転めまいを起こし、なんとメニエール病に襲われたくだりパニック障害⑵~自分ルール&メニエール病の襲来続編でございます。

予告させていただいた通り治療が始まり(現在もお薬にて治療中)、ついに!なんと!心療内科を受診します!が……

一筋縄ではいきません。

では早速、まいります!

メニエール病の症状

渦巻いている写真。めまいのイメージ。

Wikipedia様によりますと、メニエール病とは、

激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患

Wikipediaより一部抜粋

とあります。

おっしゃる通り、この日のえんがわは、まさにこの4症状が同時に来ました。

聴力検査では、左耳の低音の聴力が低下しており(「いい声」と言われる男性の声がうまく聞き取れない・時差があってバラバラに単語が降ってくるので、言葉がつながっているように感じられない・自分も、ちゃんとしゃべれているのか自信がない・小さいお子さんの高い声が頭の中に5割増しで響き渡り、耐えられない)、耳になにかのモーター(きーーーとしーーーの間くらいの音)を内蔵しているような絶え間ない耳鳴り、高速エレベーターに乗った時に感じるような耳閉感が唾を飲んでもなおらない、状態でした。

「めまいのあるうちは安静に。なるべく動かないように。」と指示され、5日分のお薬を処方され、帰宅しました。

お薬

ちなみに、処方されたお薬は下記のものです。

  • プレドニゾロン錠 (ステロイド剤)
  • イソバイドシロップ (利尿剤)
  • メチコバール錠 (ビタミンB12)
  • ベタヒスチンメシル塩酸錠 (抗めまい薬)
  • ラニチジン錠 (胃薬)

やってはいけないことだと思っていた、「明日からしばらく休みます」を使う日が来るとは……

この時に初めて気づいたのですが、休んでよいかどうかではなく、「無理なものは無理」と、自分で判断するものなのですね。

上司や同僚がジャッジすることではない。自分の身体は自分にしかわからないし、他人のために生きているわけじゃない。

「もう大丈夫」と思えるまで、しっかり休ませてもらおう、と、すとんと思えました。

とは言え。

家に帰るのも一苦労です。

平衡感覚があまりなく、道路が近づいたり離れたりします。 

アスファルトが急に近寄ってきます。

左右に揺れるのではなく、上下に揺れている、というのが一番近いような感じです。

そして、人との距離感がつかめません

人とぶつかるかぶつからないかの距離がわからないので、異常にビクビクしながら歩いていました。(これは、その後8ケ月くらい続きました)

吐き気もあり、ソワソワ感も強く、とにかく早く横になりたい。

とにかくお薬さえ飲めば、少し落ちつくはず!と、冷蔵庫にあったものを適当に胃に流し込み、服薬。

錠剤4種を飲み、最後にイソバイドシロップ。

スティック状なので、割と勢いよくちゅーちゅー吸ったのですが!

猫ちゃんたちが狂喜乱舞するという、あの〇ャオチュ〇ルのようなスティックのビジュアルからは想像もつかない衝撃的なお味で、今でも〇ャオチュ〇ルのCMを見ると、ああっ…となります。

とてもよく効くお薬だそうなので、頑張って飲み続けましたが、当時のえんがわは、お薬の恩恵を受けることもできないほど弱っていたようで、トイレが近くなることは全くありませんでした。

少し話が逸れましたが、その後は1週間おきに通院し、お薬も飲み続け(ステロイド剤だけは徐々に量を減らしつつ10日間で終了)、2ケ月半くらい経ってもユラユラめまいがおさまらず、聴力も耳鳴りも耳閉感も全く改善されなかったため、検査も兼ねて、自宅からタクシーで10分(ギリギリ酔わずに行ける距離)の大病院を紹介されました。

人生初 MRI検査

MRI検査の画像

二度と受けないで済むように気をつけます。

狭い中に入り(お部屋は異常に広いが、検査のために入る筒形の装置が恐ろしく狭い)、動かないよう念押しされ、「なにかあって叫んだりしても我々には聞こえないから、ヤバかったらこのブザーを押してね。では頑張って。」と先端にボタンのついたスティックを渡され、ブザーを押すための親指しか動かしてはいけないんだと怯えながら、極度のソワソワ感と戦いつつ、強烈な猛烈な爆音に耐えること約20分。

終わってからしばらく放心状態で動けませんでした。しかもいつまで経ってもキンキンカンカンと聞こえる気がして、いつもよりますます平衡感覚がなく、結構大変でした。

担当してくださった技師さんがおっしゃっていましたが、静かなMRIを現在開発中だそうです。

でも「世に出るのはまだ数年後かな~」とのことでした。

後日の診察では、幸い、めまいの原因が脳からくるものではないとの診断で、引き続きお薬での治療となり、4週に1度の通院というスケジュールになりました。

お薬変更

  • アデホスコーワ顆粒 (血流をよくする)
  • カルナクリン錠 (血行をよくする)
  • メチコバール錠 (ビタミンB12)
  • セファドール錠 (めまいを改善する)
  • 五苓散 (漢方 利水作用)

どーーーしてもイソバイドがしんどいですと訴えたところ、漢方に変えていただけました!

あとはただただお薬をきちんと飲んで、安静にし、規則正しい生活をすれば、まぁそこそこで仕事復帰できるくらいには回復するだろうと、軽く考えていたのですが……

めまいが消えない

常にユラユラふわっふわと視界が揺れ、急に頭を振ると(ぱっと振り返るなど)景色がぐにゃりと歪み、吐き気がつきまとい、耳鳴りがうるさくてあまり眠れず、家にいるだけなのに何もできない状態で、めまいの恐怖とともに不安感も強くなり、外に出るのが恐ろしく、かなり追いつめられました。

三度目の通院時に先生にそう申し上げたところ、心療内科の受診を強く勧められ、ようやく決意いたしました。

帰宅後、自宅から一番近い心療内科に予約の電話をし、その5日後、受診となりました。

携帯電話の画像。予約電話をかけるイメージ

人生初 心療内科

とてもやわらかい雰囲気の臨床心理士さんに、促されるままに45分ほど自己紹介(ところどころで「頑張っていらっしゃったんですね」「大変でしたね」などと全肯定をしてくださり、このかたと話していたら自己肯定感めっちゃ上がるなと思った)をし、チェックシート?(「自分がいなくても誰も悲しまないだろう」などの質問に、「そう思う」「ややそう思う」…の選択肢に〇をつける)を提出し、診察です。

……はい確定。

ですよね、やっぱりそうですよね。 

パニック判定、いただきました。

とある向精神薬(夕食後服用)とロラゼパム(抗不安薬・不安時の頓服)を2週間分処方され、「ではまた2週間後に。採血して帰ってね」と。

拍子抜けしたのですが、「こういうことに気をつけて・不安になったらこういうことをするといいよ」のようなアドバイスなどが一切ありませんでした。

ただお薬を飲んで(しんどい時があっても2週間飲み切らないといけない)、2週間後の様子で決めましょう、とのことで……

心療内科は不安感を取り除いてくれる場所だと勝手に思い込んでおり、「行ったら治る」くらいに過度に期待していたため、拍子抜け感がハンパなかったですが、「このお薬を飲めば治る!」と気持ちを切り替え、その夜、向精神薬を服用して寝ました。

とあるお薬の恐怖

鳥の群れの画像。これから何かが起きるイメージ。

明け方4時頃です。

なんだなんだなんだこの激しい動悸は!!!!

今まで経験したことのない激しい動悸と猛烈な不安感で目が覚め、死ぬんじゃないかという恐怖に耐えられず電気をつけ、それでもじっとしていられず、寝室をぐるぐる歩き回り、飲み物を飲んだりフリスクを食べたり、自分が生きているのか確認したくて何度も鏡を見たりと、制御がきかなくなったおもちゃのようにひとしきり動いたら、ふっと正気に戻り…またしばらくしたら恐怖が降ってきて、ベランダから飛び降りてしまうんじゃないかという謎の考えにとらわれ、布団にもぐってブルブル震え、しばらくしたら急に元気になって、タンスの引き出しを片っ端から整理し(衣替えの時期ではない)、コレ電車にも乗れちゃうな~♪くらいにハイになった次の瞬間また恐怖で震えだし……を、なんと18時間繰り返しました。

この日は食事もほとんど摂れず(翌朝体重が2Kg減っていた)、本当に地獄のような長い長い1日でした。

とてもじゃないですが薬を飲み続ける勇気は全くなく、翌日病院に電話をし、昨日の様子と、この薬は恐ろしすぎてもう飲めない旨を伝えたところ、次回の診察まで保留となりました。

薬の画像。処方された薬のイメージ。

このお薬を常用されているかたがいらっしゃる可能性を考え、お薬名は伏せますが、調剤薬局の薬剤師さんには「こういうお薬を飲むの初めてなのに、この処方なの?とても珍しいよ」と言われました。

どうやらなかなかに強いお薬だったようです。

次回、パニック障害(3)~漢方での治療にて、思わぬ方向に展開します。

地獄のあとには嬉しい出会いも待っていました。

回り道も無駄じゃなかった。今ならそう思えます。

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!

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