傷病手当金のしくみ~申請の流れ・期間・金額について

豚の貯金箱の写真。お金のイメージ

こんにちは!「好き」を追求する女子えんがわです♪

前回、パニック障害もメニエール病も現在も通院中だけれども、ずいぶん良くはなっていて、当時のえんがわは傷病手当金を頂戴していましたよーという記事パニック障害(3)~漢方での治療を書かせていただいたのですが、今回はその傷病手当金について書かせていただきます。

では早速、まいります!

傷病手当金とは

全国健康保険協会様のサイトより、お言葉をお借りいたしますと(一部抜粋)、

病気やケガで会社を休んだときは傷病手当金が受けられる。

健康保険傷病手当金支給申請書の提出が必要。

条件:(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること

   (2)仕事に就くことができないこと

   (3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと

   (4)休業した期間について給与の支払いがないこと

期間:支給開始した日から最長1年6カ月

額:1日あたり、支給開始日以前の継続した12ケ月間の毎月の標準報酬月額を平均した額÷30日×⅔

全国健康保険協会サイトより一部抜粋

とあります。

こちらを踏まえた上で、えんがわの体験を書かせていただきます。

えんがわが傷病手当金をいただくまでのなりゆき

メニエール病になりました⇒ひとまず有給を使って休み、お薬を飲んで様子をみたがよくならず、医師による「労務不能」の診断を受ける⇒有給を使い切り、休職へ。

(症状や、途中のすったもんだなどを省くとこんなに簡潔ですが、実際はここまでに3ケ月ほどかかっています。)

休職に入ると、給与の支払いもなく有給も持っていないため、上の「条件(1)~(4)」全てを満たしました。

いざ、傷病手当金の申請

バインダーに紙がはさんである画像。書類を出すイメージ。

えんがわの会社には健康保険組合があったため、申請書は独自のものでした。(協会健保の場合は、前述の全国健康保険協会様のサイトに、申請書のPDFファイルがございます。)

手順としては…

人事部から申請書が郵送されてくる(会社に赴くことができないため)⇒住所・氏名・傷病名・傷病の発生年月日・傷病の原因・休務期間【〇年〇月〇日(←初回は、休職初日の日付。2回目以降は、前回の通院日の翌日)から〇年〇月〇日(←通院日)まで労務不能だったか】などを記入し、通院日に病院に提出し、上記の内容に間違いがないことと、症状や経過についての所見を先生に記入していただき、仕上がった書類を人事部に郵送し、人事部・健康保険組合にて支給が受理されたのち、お給料が振り込まれる口座へ入金されるという流れでした。

この流れを、通院の度に繰り返しました。

実際には、通院数回に一度程度の提出でも良かったようなのですが、月々の保険料などの控除額を差し引いた金額を振り込むほうが人事部としては処理がスムーズとのことだったので、4週に1度の通院の度に、先生にお願いしていました。

そしてこの書類は保険適用書類なので、お値段は1通数百円です(病院によって多少差があるかとは思います)。

期間・額

電卓の画像。金額を計算するイメージ。

支給開始日からぴったり1年6ケ月後、健康保険組合より「支給期間満了」の通知書が郵送されてきました。

この1年6ケ月の間にもしも出勤した場合、出勤した日数も、1年6ケ月に含まれるとのことです。

支給される額ですが、まず「支給開始日以前の継続した12ケ月間の毎月の標準報酬月額を平均した額」とは。

支給開始日が、例えば3月10日だとすると、その前月である2月~前年の3月の間の標準報酬月額(毎月のお給料明細に記載があると思います)を12で割った額です。

途中、お給料に変動があってもなくても、12ケ月分の標準報酬月額を足し算して12で割ればよいです。

それを30(日)で割って、⅔をかけると………出ました!

これが1日あたりのいただける金額です!

この金額に、申請書に記述した休務日数を掛け算した金額が「健保支給金」として給付されます!

ほんとにありがたい……

長患いをしている身としては、お金の心配をほとんどしなくてよいということは、本当に贅沢です。

そして更に、本当に本当にありがたいことに、傷病手当金は非課税所得、かつ、医療費控除の対象となる医療費からは差し引かなくてよいのです!

所得が減った分、翌年の住民税が減額されました。

支払うべき保険料を支払い、納めるべき税金を納めたら、残りは医療費&生きるために使えます!

硬貨から芽が出ている画像。お金の心配をしなくてよいイメージ。

ちなみに

実は傷病手当金は、自分がそれまで健康保険組合・協会健保に毎月支払ってきた保険料の中から払いだされています。

健康保険組合・協会健保が、我々が支払った保険料の一部を、「いざ」というときのために積み立ててくれていたイメージですね。

もともとは自分のお金だったとはいえ、こういった救済措置を用意してくれているのは本当にありがたいですよね。

まとめ

えんがわは過去に大病などをしたことがなく、人事部から教えていただくまで傷病手当金の存在を、恥ずかしながら知りませんでした。

会社によっては、教えてくれないところもあるようです。

ですので、もしも「有給使い切ったけど、まだ働ける状態じゃないんだけど……どうしよう」という状況に陥ってしまったら、迷わず申請の手続きを進めることをお勧めします

手順さえ踏めば、「療養中のお金問題」という心の負担が、確実に軽減されます。

ありがたき傷病手当金さま、本当にお世話になりました!!

最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!

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